デューデリジェンス( Due Diligence , DD )とは、M&Aや投資に際して、対象企業が抱える法的リスクを把握するための調査プロセスです。契約関係、株式、知的財産、労務、訴訟、許認可などを多角的に確認し、取引後に重大な問題が発生する可能性を事前に評価します。調査結果は、買収価格や契約条件の見直しだけでなく、投資判断そのものを左右する重要な判断材料となります。
如水法律事務所では、対象会社の規模や事業内容、取引の目的、スケジュールなどに応じて調査範囲を設計します。発見されたリスクを単に列挙するのではなく、取引への影響や重要度、必要となる対応策を整理し、契約条件や取引実行後の対応を検討するための判断材料をご提供します。
M&AやIPOでは、契約締結後に法的リスクが発覚しても、取引を元に戻すことは容易ではありません。事前にリスクを把握することで、価格交渉や契約条件への反映、表明保証の設計など、適切な意思決定につなげることができます。
M&Aの場合
① 案件の紹介・マッチング
② 基本合意書(LOI)の締結
③ 法務・財務デューデリジェンスの実施
④ 最終契約書(株式譲渡契約書等)の締結
⑤ クロージング(代金支払い・株式・事業の譲渡)
IPOの場合
① IPOの検討・経営体制の整備
② 監査法人・証券会社の選定
③ 内部管理体制の整備
④ 資本政策・ガバナンス整備
⑤ 法務・労務・財務の課題整理
⑥ 上場審査(取引所・主幹事証券)
⑦ 上場承認
⑧ 株式公開
調査項目は多岐にわたりますが、主に6つのカテゴリーに整理できます。
会社組織・株式
企業統治や株式の権利関係に潜むリスクを確認します。
・定款、登記、機関設計
・株主名簿、株式発行手続
・株主総会、取締役会議事録
重要契約
事業継続やM&A後に影響する契約上のリスクを確認します。
・主要取引先との契約
・CoC条項、解除条項
・独占、競業避止、最低保証
許認可・法令遵守
法令遵守や許認可の状況を確認し、事業継続上の課題を把握します。
・事業に必要な許認可
・業法、個人情報、下請法
・行政指導、違反履歴
資産・知的財産
事業価値を支える知的財産の権利関係を確認します。
・不動産、動産の権利
・特許、商標、著作権
・システム、ライセンス
訴訟・コンプライアンス
現在と将来の紛争リスクを確認し、企業価値への影響を評価します。
・訴訟、紛争、クレーム
・不正、内部通報
・反社会的勢力との関係
人事・労務
雇用・労務管理に関する潜在的な法的リスクを確認します。
・雇用契約、就業規則
・未払賃金、長時間労働
・ハラスメント、労使紛争
法務デューデリジェンスは、すべての案件で同じ内容になるわけではありません。取引規模、スケジュール、対象企業の状況を踏まえ、必要な調査範囲と最適な法務デューデリジェンスをご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。
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弁護士法人 如水法律事務所は、会社が抱える様々な問題に対し、専門性の高いサービスの提供を目指した福岡の法律事務所です。IPO(株式公開)、株主総会対策、労務問題、事業再編など、中小ベンチャー企業の各種企業法務に関するご相談は、如水法律事務所にお問い合わせください。
