
橋本 道成
MICHISHIGE HASHIMOTO
企業の前向きな気持ちを後押しする
最良のパートナーを目指す
経歴:
1978年04月 福岡県福岡市生まれ
1997年03月 私立久留米大学附設高等学校卒業
1998年04月 東京大学教養学部文科Ⅰ類入学
2004年03月 東京大学法学部卒業
2006年03月 九州大学法科大学院卒業
2006年11月 最高裁判所司法研修所入所(新60期)
2007年12月 弁護士法人北浜法律事務所入所(2015年パートナー就任)
2012年04月 大手証券会社公開引受部に出向
2015年04月 大手総合商社法務部に出向
2017年01月 如水法律事務所(現 弁護士法人如水法律事務所)設立
2020年06月 (株)トライアルホールディングス社外監査役(現任)
2020年11月 (株)SENTAN Pharma社外取締役(2024年11月まで)
2020年12月 ニッポンインシュア(株)社外監査役(現任)
2021年05月 (株)キャム社外監査役(現任)
2021年08月 (株)QPS研究所社外取締役(監査等委員、現任)
2024年04月 RKB毎日放送番組審議会委員(現任)
橋本 道成
MICHISHIGE HASHIMOTO
企業の前向きな気持ちを後押しする
最良のパートナーを目指す
経歴:
1978年04月 福岡県福岡市生まれ
1997年03月 私立久留米大学附設高等学校卒業
1998年04月 東京大学教養学部文科Ⅰ類入学
2004年03月 東京大学法学部卒業
2006年03月 九州大学法科大学院卒業
2006年11月 最高裁判所司法研修所入所(新60期)
2007年12月 弁護士法人北浜法律事務所入所(2015年パートナー就任)
2012年04月 大手証券会社公開引受部に出向
2015年04月 大手総合商社法務部に出向
2017年01月 如水法律事務所(現 弁護士法人如水法律事務所)設立
2020年06月 (株)トライアルホールディングス社外監査役(現任)
2020年11月 (株)SENTAN Pharma社外取締役(2024年11月まで)
2020年12月 ニッポンインシュア(株)社外監査役(現任)
2021年05月 (株)キャム社外監査役(現任)
2021年08月 (株)QPS研究所社外取締役(監査等委員、現任)
2024年04月 RKB毎日放送番組審議会委員(現任)
- Interview -
如水法律事務所について教えて下さい
如水法律事務所は、2017年に私が独立をして福岡市中央区赤坂に開業した法律事務所です。
如水グループは、監査法人が最初に創業し、会計士や税理士、社会保険労務士、弁護士等の各専門家をパートナーに迎えながら発展してきたグループです。
以前から如水グループの各専門家と連携していたこともあり、如水グループの一員として迎えていただき、如水法律事務所を設立しました。
経歴を教えて下さい
私は、福岡で生まれ育ち、東京の大学に進学しました。大学卒業後に福岡に戻り、福岡のロースクールを経て、大阪の大手事務所のひとつである北浜法律事務所に入所しました。
いつから弁護士になりたいと考えていましたか?
大学生の頃です。小学生の頃に描いていた夢は医師でした。その後も中学2年生くらいまで医者になりたいと思っていました。
ただ、化学や物理などの理系の科目が苦手で断念して、大学に入った頃は、日本の教育を変えたいと思い、文部科学省に行きたいなと思っていました。
しかし、大学で勉強する中で、さまざまな経験を積みながら社会に貢献できるという観点から、弁護士になりたいと考えるようになりました。

北浜法律事務所ではどのような経験を積まれましたか?
北浜法律事務所では、契約書レビューや債権回収、法務DDといった一般的にイメージされる企業法務の業務に加え、当時は珍しい企業への出向を経験させてもらいました。
みずほ証券での株式公開業務、三井物産での株主総会対応などを通じて、企業での法務を徹底的に学ぶ機会に恵まれました。

如水法律事務所を設立したきっかけを教えて下さい
証券会社の出向がきっかけになっていて、株式上場のような企業の前向きな活動を後押しできる仕事を経験できたことです。
地元の福岡で、企業の成長に寄与できる企業法務をメインとして扱う法律事務所をやっていこうと思い、設立しました。
法律事務所はどのように選んだら良いでしょうか?
弁護士という資格は専門の分野ごとの資格ではないため、一般的に法律に関わる問題全般に携わる先生が多いです。その中で、実績や経験を元に徐々に特定の分野に強くなっていく、という傾向があります。実績や経験が評判を呼び、特定の分野の依頼が増え、さらに経験を積むことができたり、その分野の経験を積みたい弁護士が事務所に所属するといった流れで特色ができてきます。企業活動については、企業法務に特色のある法律事務所や、業界・業法に理解のある法律事務所などが良いと思います。

如水法律事務所の強みはどのようにお考えですか?
日常的な契約書だけではなく、M&AやIPOを含む幅広い企業法務をサポートできる点です。
企業法務に携わる法律事務所はたくさんありますが、一般的には日常的な契約書の確認等がメインです。
如水法律事務所は、私が最初に入所した北浜法律事務所での経験が強みとなっています。北浜法律事務所には、M&Aを強みとする弁護士もいれば、独占禁止法で有名な人や検察官出身で不正調査で有名な方もおり、それらのパートナー弁護士の指導の下で、通常ではなかなか経験できない様々な案件の経験を積みました。
また、北浜法律事務所はもともと会社の再生案件、特に民事再生や会社更生などが得意な事務所で、福岡でも大型の会社更生事件があり、そのチームに入れてもらったりもしていました。さらに、北浜弁護士は出向にも積極的だったため、上場を目指す会社の公開引受部という部門で会社のコンサルティングを行ったという経験もあります。
これらの経験の中から、自分が進みたいと思う分野を考えた結果、契約書の確認だけでなく、株式公開や株主総会、M&Aなどを中心に業務を行っており、その積み重ねの中で企業法務についての案件をいただくことが多く、更に経験と実績を積むことができていることが強みと言えると思っています。

企業法務は特別なスキルや経験が必要ですか?
法律の世界は0か100と思われがちなのですが、企業法務、特にIPOの場合は80点をとればいいけど、落としてはいけないポイントはしっかりと押さえる、というような勘所が重要となります。各段階のスケジュールやタスクがイメージできる、という点も重要です。また、中小企業のクライアントの場合は、不利益なことを相手に押し付けることだけが良い契約ではないというケースも多々存在します。契約先と良きパートナーとして歩めるよう、クライアント側が有利なだけではなく力関係などにも配慮することも時には必要です。このあたりの感覚も経験の賜物と言えるかもしれません。
如水法律事務所の特長はありますか?
企業法務という特色から、比較的新しい文化に触れることも多いため、クライアントとのコミュニケーションではチャットワークやスラックといったチャットツールを積極的に活用しています。契約書チェックにはAIを活用したり(URL:https://www.legalon-cloud.com/usecase/jwater-law)、英文契約についても同社のユニバーサルアシスト機能(英文用ツール)やAIを活用した翻訳ソフト(DEEPL翻訳)を使用するなど、時間短縮や正確性の改善といった、クライアントにとっての価値向上にも力を入れています。

今後の展望を教えて下さい
弁護士というと、みなさんがイメージするのはドラマに出てくるような一般民事で、1対1で向き合って、被害者のためにサポートしていく、というものかと思います。交通事故や離婚などが案件としてはイメージしやすいかもしれません。企業法務はどちらかといえば予防的な意味合いが強くなります。企業がこれから成長していくにあたり、リスクを軽減したり、問題が起きないようにしながら前向きに事業を進めていこう、という目的のためのサポートです。上場のサポートなどは特にその色は強くなります。
私はこの前向きな気持ちで進められ、未来を作るような感覚になる企業法務が好きです。今後も、如水グループの「九州の経済の健全な発展に貢献する」という理念を大切にしつつ、顧問弁護士としての活動を増やしながら各クライアントの前向きな日常に溶け込むような法律事務所を目指していきたいと思っています。
